こんにちは。wakabaです。
卒業式に着る着物と袴を選ぼう!と意気込んだものの、見ているとあれもかわいいし、これもおしゃれだし……で、迷ってしまいますよね。
一度迷いだすとドツボにはまるというか、決断できなくなってしまうことも……。
でも、大丈夫です。ポイントを知っておけば決断しやすくなりますよ。
そこで、今回は迷いがちな方のために着物と袴の選ぶときのヒントをご紹介します。
この記事はこんな人におすすめです。
・レンタルの場合でも買う場合でも、これから卒業式用の着物を選ぼうと思っている人
・たくさんの着物を見ると、どれにしようか迷ってしまう人
・効率よく選ぶコツを知りたい人
・自分にとってベストな着物&袴を選びたい人
なんたって、世の中にたくさんある着物&袴の中から、あなたにぴったりの物を見つけ出さなくてはなりませんからね。
きっとこの記事を読めば、選びやすくなりますよ。
では始めましょう。
着物選びの7つのポイント
まずは着物から選びます。
なぜかというと、着物と袴を選ぶとき、最初に着物を選んでから、それに合う袴を選ぶのが一般的だからです。
着物選びのポイント① まずは事前の情報収集から
事前の準備をしないで、いきなり展示会や店舗などに出かけて、一回で着物を選ぼうとするのはかなりハードルが高いです。綺麗な着物がずらっと並んでいたら、目移りして当然です。
効率よく選ぶためには、事前に少しは情報収集をしておきましょう。
例えば、一年前の先輩の袴姿をチェックしたり、カタログなどを見たりしておくといいですよ。そして、「こんな感じの色が素敵だな」、逆に「こんな感じの色は好みじゃないかも」などと、自分の中にイメージを持っておくとよいようです。
着物選びのポイント② 好きな色で選ぶ
あなたの好きな色は何ですか?
好きな色がある人は、色で選んでみる、という方法があります。
例えば、「黄色」が好きだとしたら、黄色系の着物にしぼって探し、その中からお気に入りの着物を選んでいくのです。
鮮やかな色と柄の着物を見ると、「派手すぎる」と思うかもしれませんが、胸から下は袴で隠れてしまうので、鮮やかな色を選んでもそれほど強烈にはなりませんから、安心してください。
濃い色は、写真映えするようですよ。
逆に、ベージュ系など、薄い色の着物は一見、「地味そう」に見えるかもしれませんが、袴と合わせるとメリハリがつくので、沈んだ感じにはなりません。薄い色も、これはこれできれいです。
好きな色がいくつもある人は、友達に「私はどんな色が似あうと思う?」と聞いてみるのもいいかもしれませんね。
着物選びのポイント③ 好きな柄で選ぶ
着物の柄で選ぶという方法もあります。
卒業式用の着物で多いのは、お花の柄です。描かれた花の中には、現代風のお花もあれば、古典風のお花もあり、イメージが違ってきます。ちなみに、派手でポップな古典柄は、写真映えするようです。
あなたの好みの花柄を探してみてくださいね。
そのときに、袖にどんな柄が描かれているのかが重要ですから、袖をよく見てください。
それと、胸元をスッキリさせたいのか、柄で埋め尽くしたいのか、そこもポイントです。
着物の柄には、「縁起がいい」とされる柄があります。実はお花の柄には意味があります。
例えば、
・梅……開運や学業成就。
・桜……物事の始まり、豊かさや繁栄
・菊……不老不死、延命長寿、無病息災
・牡丹……不老不死、富貴、権力
・椿……不老長寿、厄除け。
などがあります。
もしも柄で迷ったときは、意味も考えてみるといいかもしれませんね。
また、卒業式の定番として長年愛され続けてきたのは、矢羽根模様です。
矢の羽根の部分が規則正しく並んでいる柄で、「大正時代のハイカラさんの柄」といったほうがわかりやすいかもしれませんね。紫と白、赤と白など、二色使いの矢羽根のパターンだけではなく、矢羽根と花を組み合わせた華やかな柄もあります。
矢羽根模様というのはこれです。↓
実は矢羽根模様は、昔から縁起がいい柄とされてきました。矢は射るとまっすぐに飛んでいきますよね。だから、「社会に羽ばたき、まっすぐ進んでいく」と、そういう意味があります。
着物選びのポイント④ 「どう見られたいか」を考える
着物&袴を着て「人からどう見られたいのか」も重要なポイントです。
例えば、
・ピンク系……かわいい、女性的
・ブルー系……クール、さわやか
・ブラック……大人っぽい、シック
のように、どんな着物を着るかでイメージが変わります。
あなたは人からどう見られたいですか?
自分なりのコンセプトを考えてみると、色や柄が自然と絞られてくると思います。
着物選びのポイント⑤ 写真映えするかをチェック
不思議なことに、同じ着物でも、目で直接見ると「わぁ、きれい」と思えても、写真に撮ってみると「普通かも……」と思うことがあります。逆に、目で見ると普通っぽく感じても、写真ではものすごくきれいに見えるものもあります。
つまり、肉眼で見るのと写真では、見え方が微妙に違う場合があるのです。だからこそ、写真でチェックをしてから選ばないと、卒業式の写真がみんな「イマイチ」になってしまう可能性があります。
だからといって、展示会などですべての着物を写真に撮るのは無理な話です。気になる着物をいくつか絞り込んでから、スマホで写真を撮り、写真で見ても素敵かどうかをチェックしてみてください。
着物選びのポイント⑥ 試着して自分の肌や髪の色に合わせてみる
展示会やリアル店舗で着物を探す人は、あなたの肌や髪の色に合うかどうかをチェックしましょう。
例えば、黄色系の着物を探している人がいるとします。
同じ黄色でも、あなたの顔色を良く見せる黄色と、悪く見せる黄色があります。
どんなに好みの色や柄でも、主役のあなたをくすませてしまうような着物は選ばないでください。あなたの魅力を引き立ててくれる着物を選びましょう。
そのためにも、ある程度候補を絞ったら、必ず試着をして鏡で見え方を確認します。そして、あなたの肌の色を綺麗に見せてくる着物を選んでくださいね。
着物選びのポイント⑦ ネット派はパーソナルカラー診断を参考に
ネットで着物を探している人は、実際に肌にあててみることができないので、あまり細かいことは考えず、「好き」という直感を貫くといいのかもしれませんが……、参考になるのは、パーソナルカラー診断です。ネットで「パーソナルカラー診断」で検索すると、無料でできるサイトが多数見つかると思います。これをやってみると自分がブルーベースなのか、イエローベースなのかがわかります。
例えば、ブルーベースの人ならば、「ブルーベース 袴」などで検索してみると、おすすめの袴コーディネートを紹介しているサイトが見つかります。参考にしてみてくださいね。
袴選びの3つのポイント
着物が決まったら、その着物に合う袴を選びます。最近は、袴の色のバリエーションが豊富です。レースの袴も出てきました。本当に、どれを組み合わせたらいいのか、迷ってしまうかもしれませんね。
袴選びのポイント① 着物と同系色を選ぶ
何色の袴にしようかと思ったとき、同系色を選んでおけば、間違いありません。
黄色の着物ならグリーンの袴、水色の着物なら紺の袴、ピンクの着物なら紫の袴、という具合に着物と同系色の袴を選ぶと、着物と袴がまとまった感じになり、上品な印象になります。
袴選びのポイント② インパクトを狙って補色を選ぶ
同系色だと無難すぎる……と思う人は、着物の色に対して、「補色」(色を円形に配置した色相環という図があって、向かい合う位置になる色のこと)の関係にある色の袴を選ぶという方法もあります。
例えば、赤系の着物に緑の袴、黄色の着物に紺の袴、ピンクの着物にに黄緑の袴などの組み合わせです。かなり目立ちますし、個性的な印象になります。
「この色の着物には、この色の袴を合わせなければいけない」などのルールはありませんから、他の人はしないような、自由な組み合わせ方を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
袴選びのポイント③ 着物の柄とのバランスを考える
着物の柄とのバランスを考えることも大切です。
・大きな柄の華やかな着物には、シンプルな特に飾りのない袴を合わせるのが一般的です。着物だけで十分目立ちますので、袴まで派手にしないほうがいいようです。
・柄が小さめの着物、単色の着物には、刺しゅう入りの袴や、グラデーションになっているぼかしの袴を選ぶと、大人しくなりすぎず、おしゃれな感じになるようです。
【まとめ】ポイントを押さえて着物&選びを楽しみましょう!
いかがでしたか。
今回は、着物と袴の選び方をご紹介しました。
まとめますと……
まずは着物を選びます。
・好きな色、好きな柄で選ぶのもいいかも。
・「どう見られたいか」を決めてから選ぶのもありです。
・写真映えするどうかも大事。
・ある程度絞り込んだら、試着して顔色がよく見えるかをチェックします。
・ネット派は自分がブルーベースなのか、イエローベースなのかを知っておくといいかも。
次に袴を選びます。
・着物と同系色を選べばまとまる感じに。
・補色を選べばインパクト大。
・着物の柄とのバランスを考えることも大事。
着物&袴選びは、あなたらしさや個性をアピールするチャンスです。
「大変だぁ~」なんて思わずに、選ぶこと自体を楽しんでみてくださいね。