こんにちは。wakabaです。
みなさんは、中古の着物屋さんでキラキラのきれいな1000円の帯を見つけたとき、「これを、何か別のことに使えないかなぁ」と思ったことはありませんか?
私は見るたびに思っていました。こんなキンキラの帯を締める機会なんて一生ないけど、このままではもったいないなぁ~と。
そうは思いつつ、裁縫は苦手なもので……、ずっと見ているだけでした。
しかし、今回は勇気をだして、1000円の帯を使ってクッションカバーを作ってみましたよ。
この記事はこんな人におすすめです。
・帯のリメイクに興味がある人。
・帯を使ってクッションカバーをつくることに興味のある人。
・お裁縫が苦手だけれど、帯で何かを作ってみたい人。
・お裁縫が苦手な人でもリメイクできるかどうかを知りたい人。
・1000円の帯の使い道を検討している人。
素人なりに、不器用なりに、頑張って作ってみましたのでご覧ください。
では、始めましょう!
「工字つなぎ」の袋帯との出合いから!
帯は、中古の着物屋さんで見つけました。
お店の1000円のコーナーに金色の帯があったのです。金色で派手すぎるし、ちょっと古い感じだし、ところどころ小さいしみもあり、帯として締めるのは無理そう。
ただ、これは「工字つなぎ」という文様で、縁起がいいんです。
漢字の「工」の字が斜めに連続して続く文様で、不断長久(絶えることなく長く続く)という意味があり、家の繁栄や延命、長寿への願いが込められています。
この帯を使って何を作ろうかとあれこれ考えまして……、実用的で、作るのが簡単そうなクッションカバーをつくることにしました。
①帯を洗う
この帯は、袋帯と呼ばれるもので、フォーマルな場にも使えます。
ただ、金糸や銀糸が使われていますので、こういうものは基本的に洗濯しないほうがいいそうです。なぜかというと、水に濡らすと、糸が酸化して変色してしまう可能性があるからです。
気にならない方はそのまま作業を始めてもいいのかもしれませんが……、表面にホコリがついているかもしれませんので、変色は覚悟のうえで、軽く洗ってみました。表面にさっとぬるま湯をかけてすぐにふき取る感じで、簡単に汚れを洗い落とし、軽~く脱水して室内に干しました。
②帯を解体する
帯の裏側には白い布がついています。
この白い布を取り除きますと、裏はこんな風に糸だらけです。
このままではクッションの中身を出し入れするときに引っかかりそうなので、接着芯を貼ることにします。
③帯をカットして、接着芯を貼る
YouTubeで、クッションカバーの作り方を学習しました。
今回は45㎝×45㎝のクッションカバーをつくることにしました。
なので、帯を45㎝+縫い代分でカットして、裏にアイロンで接着芯を貼り付けました。
④ミシンで縫う
ミシンはレンタルしました。
帯の幅は30㎝しかないですから、45㎝になるように、ラベンダー色の綿の布を組み合わせてミシンで縫いました。
帯の柄が出るのは、表側だけです。裏側は綿の布です。
YouTubeを見て、ファスナーをつけました。
完成!
帯を使った縁起のいいクッションカバーが完成しました!
ちょっと派手ですが、このクッションカバーには、家の繁栄、延命、長寿の願いが込められています。おじいちゃんへのプレゼントによさそうです。
【まとめ】1000円の帯が、願いを込めたクッションカバーに!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ミシンに触れたのは高校卒業以来初めてのことなので、使い方はすべて忘れていましたが、なんとか1000円の帯を使ってクッションカバーができあがりました。
プロが作ったような……というレベルには程遠いですが、家で自分で使えるレベルのものができたので、満足しています。
作業をしてみての感想をまとめますと……
・YouTubeでクッションカバーの作り方がわかります。やり方はいろいろあるので、できそうなのを選ぶとよさそうです。
・30㎝以上の定規があったほうが便利です。
・綿の布はアイロンをかけながら作業しましょう。
・布を広げられる程度のスペースが必要です。
・レンタルミシンは便利です。最初から針に糸が通してありました。
・文様の意味を理解しておくのがおすすめです。
1000円の縁起のいい文様の帯を見つけたら、また作ろうと思っています。あなたもよろしければ、チャレンジしてみてくださいね。