【卒業式】先輩たちの失敗談から学ぶ! ピンチを避ける8つの教訓

こんにちは。wakabaです。
今回は、これから卒業式に着る着物や袴の準備する人、今準備している最中の人が知っておいたほうがいいこと、注意した方がいいことをご紹介します。

それは……、先輩たちの失敗談からわかります。

実は、卒業式を経験した先輩たちの中には「もっとこうしておけばよかった」と思っている人が多いのです。
そこで、過去の先輩たちの失敗談を紹介しながら、同じようなピンチを避ける方法を考えていきます。

まずは袴&着物を選ぶときの失敗からスタートします。

袴&着物選びでの失敗

① 袴のサイズ選びで失敗!

Aさんは、袴をネットの宅配レンタルで、試着をしないでレンタルしました。しかし、届いた袴は、丈が短かかったのです。すでに卒業式の数日前で、今から業者と荷物をやりとりをする時間はなく、サイズ交換はあきらめるしかありませんでした。そのまま着たそうですが、卒業式の間中、袴の丈のことが気になってしまいました。誰かに指摘されたら恥ずかしいな~とずっと思っていて、写真撮影でもできるだけ足元が映らないようにしました。

教訓できるだけ試着を行い、自分に合うサイズのものを選びたいですね。

袴の理想的な長さは、草履を履く場合とブーツを履く場合で異なります。草履の場合は、足首(足袋の境目)がしっかり隠れる長さ、ブーツの場合は足首が少し見えるくらいの長さです。できれば試着して自分に合うサイズのものを選びましょう。宅配レンタルをする人も、全国展開している店舗のある業者を利用すれば、店舗で試着することができます。

②着物と袴の色の組み合わせで失敗!

Bさんは、インターネットで値段が安くて、色と柄が気に入った着物を見つけて購入しました。袴は、家の近くにあるレンタルショップで、きれいなグラデーションのタイプを見つけたので、レンタルしました。着物と袴を別々に見ると、それぞれ素敵なのです。しかし、両者を組み合わせてみると、なんだか色のバランスが悪い気がして、妙に派手な印象になってしまいました。

教訓着物と袴はセットで試着し、色が合うかどうかと、全体のバランスを確認しましょう。

まずは着物を選び、それに合う袴を選ぶのが基本です。例えば、黄色の着物があったとして、同じ黄色でも、黄緑っぽい黄色もあれば、山吹色っぽい黄色もあります。実際に袴と着物を合わせてみないと、合っているかどうか判断するのは難しいことです。袴をレンタルするときは、実際に着物と袴を試着してみることをおすすめします。

Bさんの場合はネットで着物を買ったので、レンタルショップに持っていけなかったのでしょうね。着物が華やかな色や柄の場合は、袴は同系色で、シンプルなものを選んだほうが失敗は少ないかもしれません。

着付けの失敗

①自分で着付けをしたら、着崩れた!

Cさん は、着物&袴の着付けをプロにお願いしないで、自分でやることにしました。当初は卒業式の前にしっかり練習するつもりだったのですが、卒業旅行やアルバイト、引っ越しなどで何かと忙しくて、十分に練習をせずに卒業式当日を迎えてしまいました。その結果、式の途中で着崩れしてしまい、何度も直す羽目になりました。

教訓着物と袴の着付けにチャレンジする人は、事前にしっかりと練習し、当日に備えてくださいね。

着付けのプロは、着崩れないためのノウハウを持っています。自分で着付けにチャレンジする人は、そのノウハウがないわけですから、何度も練習して、実際に外を歩いたり、しばらく袴で過ごしたりして、着崩れたときはどこをどう直すとよいのかを、研究しておくといいかもしれません。

②美容院の予約時間が午前5時に!

Dさんは、卒業式当日の着物&袴の着付けとヘアメイクを、家から近く、駅からも近い美容院にお願いしようと早い段階から決めていました。頭の片隅に、美容院の予約をしなくては、という思いがずっとあったのですが、「地元の美容院だし、直前で大丈夫だろう」と放っておいたのです。それで、2月になって、そろそろ予約をしようと思ったのですが、その美容院はすでに予約受付を終了していました。あわてて他の美容院を探しましたが、交通の便がいい場所にある美容院はすでに予約が埋まっていたのです。やっと見つかった美容院は、「午前5時からならできます」と言われ、朝4時に起きて出かけました。

教訓美容院は早めに予約しましょう。

卒業式当日は、式典の開始時間に間に合うように美容院で支度をするわけですが、美容院では時間帯の枠を作っていることが多いのです。そして、その枠は、便利な時間から埋まっていきます。のんびりしていると、早朝しか空いてない、ということになりかねません。卒業式の開始時間がわかったら、一日のスケジュールを考えてみて、早めに予約しましょう。

小物選びの失敗

①草履で足が痛くなった

Eさんは、袴を着るときに草履を履きました。草履にしたのは成人式に履いたときに、足が痛くならなかったからです。ただし、成人式のときは美容院から式典の会場へは車で移動していました。ほとんど歩かなかったのです。今回は家の近くの美容院から、電車に乗って学校へ行くまでに、足が痛くなってしまいました。

教訓草履で歩くのに慣れていない人は、できれば、履くのは短時間だけにしましょう。

草履を履きなれていない人は、電車に乗るときなどは、履きなれた別の靴を履き、卒業式のときだけ草履を履くといいかもしれません。

②髪飾りの選び方のミス

Fさんは、ネットで、大きな花がついた華やかな髪飾りを注文しました。そのネットショップで売っている商品は、みんな華やかなイメージの飾りばかりだったので、髪飾りとはそういうものなんだと思って、一番美しいと思うものを選んだのです。ところが、卒業式に行ってみると、みんながつけている髪飾りはもっと小さく、さりげない感じのものでした。髪飾りだけ見ると美しいのですが、よくよく考えてみると着物&袴のイメージに合っておらず、大きな飾りが妙に目立ってしまいました。

教訓髪飾りを選ぶときは、全体のバランスを考え、適切な大きさのものを選びましょう。

買う前に、卒業式用のレンタルのカタログ、ヘアカタログなどを見て、みんながどんな髪飾りをしているのかをチェックしてみましょう。そして、全体のバランスを考えて、適切な大きさのものを選んでくださいね。色やデザインは、着物の雰囲気に合わせましょう。

天候への配慮不足で失敗

①雨や雪への対策を忘れた

Gさんの卒業式の日、天候は雨でした。Gさんは、雨が降るとは思っていなくて、何も対策をしていなかったのです。足袋&草履、着物と袴も濡れてしまいました。

教訓天気予報をチェックし、雨や雪が降りそうなときは対策を考えておきましょう。

卒業式の日は晴れてほしいですが、雨や雪のこともあります。その場合の対策のポイントをご紹介します。
・雨や雪の日は、着付けをしてもらうときに普段よりも袴の裾を短めにしてもらいましょう。
・本来は雨の日に着物を着るときは「雨コート」を上から来ます。親族などに着物好きの人がいて、借りられる場合は借りておくといいかもしれません。
・足元は、家から出るときはブーツを履き、式典のときだけ草履に履き替えるといいと思います。
できるだけ外を歩かないようにします。移動には車を利用しましょう。

②防寒対策を忘れた

Hさんは、着物の上から羽織るものを用意していませんでした。卒業式は3月の上旬でしたが、その日は肌寒く、風がとても強かったのです。上に羽織るものを用意しておけばよかったと後悔しました。

教訓天候に合わせて、上から羽織るものを用意しておきましょう。

3月は、気温差が激しくなります。日中の最高気温が20度を超える日があり、そういうときは上に着るものはいらないかもしれません。かと思えば、10度以下で雪が降り、冬に逆戻りすることもあります。寒くなる場合は、着物の下にヒートテックの下着を着ていたとしても、それだけでは寒いかもしれません。上から羽織るものとして、着物用のコート、またはショール、またはポンチョなどを、用意しておけば安心です。

失敗談から学べば、ピンチを回避できる!

いかがでしたか?
先輩たちの失敗は、私たちに多くのことを教えてくれます。

卒業式を経験する機会は、人生の中でそう何度もあるわけではなく、やり直しはできません。だからこそ、失敗談をうまく活用させてもらって、ピンチを回避しましょう。
そして、大満足の卒業式を迎えてくださいね。