こんにちは。wakabaです。
「着物と袴をレンタルしよう!」と決めたら、いつごろから動き出すといいのかを知っておきましょう。
実際に、レンタルの場合、あまりのんびりしていると、選べる着物が減ってしまう可能性があります。
「学校が提携しているレンタル業者の予約会に行けばいいんだ」と思っている方も、それまでにしておいたほうがいいことがあります。
別にプレッシャーをかけるつもりはないんですけど……、自分がいつ動き出したらいいのか知っていた方が安心できますよね。
そこで今回は、「あのとき動いていれば……」と後悔することがないように、レンタルを利用する人向けに、今後何をしたらいいのかと、気をつけたほうがいいことなどをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事はこんな人におすすめ
この記事を読めば、レンタルを利用する人が後悔しないためには、いつ、何をしたらいいのかわかりますよ。
では始めましょう!
- 情報収集は、前年度の卒業式シーズンから!
- レンタルを賢く利用するための8つのポイント!
- 【まとめ】まずは業者さんのサービスをじっくり比較検討を!
情報収集は、前年度の卒業式シーズンから!
着物と袴をレンタルする場合、まずは着物を決めてから袴を選ぶのが一般的です。
ただですね、レンタル業者さんに行って、いきなり選んで予約しようと思っても、よほど決断力のある人でない限り、難しいと思います……。きれいな着物がずらっと並んでいるので、どれにしようかと迷ってしまうからです。迷っているうちに、狙っていた素敵な着物を他の誰かに取られてしまった……なんてことにならないように、レンタル業者さんに行く前に、ある程度イメージを固めておくのがおすすめです。
それには事前に情報収集しておくことがポイントですよ。
情報収集は、前年度の先輩の卒業式から始めましょう。先輩たちの袴姿をよく見て、「どんな色の、どんな柄の着物をきれいだと思うのか」、逆に「こういう着物はやめておこう」など、自分の直感を大事にして、自分だったらどうするか、イメージを固めていきます。
卒業式が多い時期は、町の中でも袴姿の女性を見かけるはずですから、参考にさせてもらいましょう。
着物と袴のコーディネートの仕方だけではなく、
①ヘアスタイルはどんなふうにしているのか
②髪飾りはどんなものをつけているか
③草履なのかブーツなのか
④どんなバッグを持っているか
⑤会場の外では着物の上に何を着ているのか
などもチェックしておくといいかもしれませんよ。
さらに、ネットや紙のカタログなども見ておいてくださいね。
そして、気に入った着物と袴の組み合わせ、気に入ったヘアアレンジなどの画像を見つけたら、どんどん保存していきましょう。
そして、いろいろ見比べて「こんな感じにしようかな」とイメージをある程度絞り込んでから、お店や予約会・展示会などに行くと選びやすくなりますよ。
ここからはレンタルを賢く利用するために、気を付けたい8つのポイントをご紹介します。
レンタルを賢く利用するための8つのポイント!
ポイント1 早期予約の特典があるかどうか
レンタル業者さんによっては、早期予約をすると料金が安くなります。利用する予定のレンタル業者さんがある場合は、早期予約特典の有無、いつまでに申し込めばいいのかを調べておきましょう。
ポイント2 卒業式当日の支度場所が便利かどうか
着物と袴をレンタルした人向けに、卒業式当日の支度場所を用意してくれる業者があります。その支度場所から、卒業式の会場へ行きやすいかどうかが結構重要です。事前に確認し、移動しやすい支度場所の業者を選んだ方がいいでしょう。
あなたがレンタルを利用するのは、①学校と提携しているレンタル業者、②比較的規模の大きいレンタル業者や呉服屋さん、③レンタルもしている小規模の呉服屋さん、③ネットのレンタルショップや呉服屋さん、この4つ中のどれかだろうと思います。どこを選ぶかによって、卒業式当日に着物や袴を着る場所が変わってきます。
①学校と提携しているレンタルショップ
もしもあなたの学校と提携しているレンタル業者があるのなら、そこを利用すると何かと便利です。
だいたい6~7月ごろと、10~11月ごろの2回、各学校で予約会などを開催するケースが多いようです。できれば、6~7月に選んだ方が種類が豊富です。それほど着物にこだわりがなければ、10~11月でも十分間に合います。
着物と袴、着付け、ヘアメイクなどがセットになったプランを選んだ場合は、卒業式当日はそのレンタル業者が卒業式会場の近くに用意した支度場所で、着付けやヘアメイクなどをやってもらいます。そこで支度を済ませ、着ていた洋服を預けて、卒業式会場へ向かいます。そして、卒業式の終了後は支度場所に戻り、着物と袴を脱いで返却すれば終了です。
②比較的規模の大きいレンタルショップや呉服屋さん
比較的規模が大きいレンタルショップの場合は、セットプランがあって、店舗内や駅の近くなどに支度場所を用意してくれます。こだわって、好みの着物&袴を選びたいのであれば、一番品数が豊富な春頃に予約をするのがおすすめです。
③着物のレンタルもしている小規模の呉服屋さん
あなたの家の近くにある、規模が小さめの呉服屋さんなどで借りる場合は、セットプランはないかもしれません。まずは相談という形で、どんなものが借りられるかについて春ごろに話を聞いてみるといいかもしれませんね。
支度場所もないかもしれません。その場合は、自分の家か、着付けもできる美容院で支度をすることになります。ただ、お店によっては着付けをお願いできる場合もありますので、確認してみましょう。
④ネットのレンタルショップや呉服屋さん
ネットで借りる場合は、宅配便で着物、袴、着付け小物などを受け取り、自分の家か、着付けができる美容院で支度をすることになります。
宅配ならば、全国どこにあるショップでも予約できますが、早い段階で予約済になってしまう業者もあれば、卒業式直前までネットに広告を出している業者もあります。自分の好みに合う着物&袴のこだわる人は春頃から商品をチェックし始めたほうがいいかもしれませんね。
こんな風にどんな業者を選ぶかで、卒業式の当日に支度をする場所が違ってきます。あなたはどこで支度をしたいかも考えて、どの業者さんにするか決めてくださいね。
ポイント3 セットプランの内容を比較検討しよう
着物も袴も、着付けに必要な小物も、何も持っていない場合は、おそらくセットプランを利用する人が多いのではないかと思います。ただ、リアル店舗の業者か、ネットの業者かによって、セットプランの内容は異なります。
①リアル店舗のレンタル業者さんのセットプラン
着物と袴を借りるだけではなく、当日の着付けやヘアアレンジ、着付けに必要な小物、写真撮影などがセットになったプランがあることが多いです。
例えば、
1着物と袴
2着付け
3ヘアアレンジ
4袴の帯
5着付け小物
6写真撮影
など、だいたいこんな感じのセットプランで、料金はだいたい6~8万円ぐらいです。内容は業者によって少し違っています。例えば、肌着や長襦袢がセットに含まれない場合は自分で用意することになります。
注意してほしいのは、セットに「ヘアアレンジ」が入っている場合です。これは「ヘアメイク」ではないので、自分でメイクをすることになります。メイクもしてもらいたいなら、「ヘアメイク」と書いてある業者さんのほうがいいかもしれません。そういう細かい点を確認する必要があります。
②ネットのレンタル業者さんのセットプラン
ネットの業者にもセットプランがありますが、着物と袴、袴の帯、着付け小物など、モノだけのセットプランになっています。だいたい3万円ぐらいでしょうか。業者さんによって内容は少し異なりますので、比較してみてください。
ポイント4 自分で準備するものは何かをチェック
レンタル業者さんのセットプランを利用するときに、本当に何も準備する必要がなく、当日は手ぶらでOKの業者さんもあるようですが、着付け小物や肌着、髪飾り、草履かブーツなどを自分で準備する場合もあります。
「この業者のセットプランは高いな」と思ったら、実はフルセットになっていて自分で準備するものが何もなくて、追加料金がかからない場合があります。
逆に、「この業者のセットプランは安いな」と思ったら、自分でいろいろな物を買って準備しないといけなくて、結構な額の追加料金がかかる場合もあります。それに加えて、着付けやヘアアレンジの手配も自分ですることになります。
単純にセットプランの料金で比較するのではなく、セットの内容を確認し、自分が準備するものの値段も考えたときに、本当はどっちがお得なのかを冷静に考える必要があります。
準備するものは業者さんによって異なりますが、だいたい以下のようなものを自分で準備することが多いようです。
例えば、
・腰ひも
・だてじめ
・フェイスタオル
・肌着(長襦袢の下に着る)
・長襦袢
・えりしん
・帯板
・足袋(草履をはく場合)
などなど
こんな感じで結構いろいろあります。これらはネットで買えますし、中古の着物屋さんでもそろえられます。
どれも着物を着る際の基本的なものなので、家族や親せきに着物を着る人がいれば、おそらく持っているものがあるはず。相談してみるといいと思います。
ポイント5 前撮りしたい人は「前撮りプラン」があるのか
卒業式当日は慌ただしいです。レンタル業者の支度場所、あるいは美容院などで着物&袴を着て、移動して卒業式に出席して、友達と写真を撮り合ったりおしゃべりしたりしているとあっという間に謝恩会の時間になってしまいます。
セットプランの中には写真撮影が入っている場合もありますが、これはあくまでも記念写真的な感じで、何パターンも撮ることはできないのです。そのため、袴姿の写真にこだわりたい人の中には、レンタルする着物と袴を着て、前撮りをする人もいます。
そのような人は、「前撮りプラン」がある業者さんを選ぶといいと思います。セットプランの料金に、前撮り分の料金をプラスすれば、卒業式用に予約した着物と袴を身に付けて、店舗内のスタジオなどで前撮りができます。
ポイント6 着物だけ、袴だけ借りたい人は、それができるか
着物と袴はセットで借りないといけない、というわけではありません。もしも袴を貸してくれる人が身近にいるのであれば、着物だけ業者から借りればいいし、反対に、振袖があるから袴だけ借りたい人もいるのではないでしょうか。
レンタル業者さんに確認してみましょう。どちらかを借りることで、当日、支度場所が利用でき、着付けなどをお願いできることもあります。
ポイント7 着物を選ぶときはできれば試着を
着物を選ぶときは、できれば試着をしましょう。
例えば、ピンク色の着物を着たい人がいるとします。ピンクの中には、あなたの顔色をよく見せてくれるピンクと、逆に、どんよりさせてしまうピンクがあります。あなたの肌の色に合い、魅力的に見せてくれる着物を選ぶには、試着してみたほうがいいのです。
ポイント8 宅配レンタルの場合、返却できる日程か
宅配レンタルを利用する人は、レンタル期間を確認しましょう。それは、業者により微妙に異なるからです。
だいたい、「卒業式の前々日に届いて、卒業式の翌日の何時までに返送する」などの条件が決まっていることが多いようです。入社する会社によっては、卒業式の翌日からセミナーなどが始まる人もいるかもしれません。その条件通りに返却が可能な業者さんを選んでくださいね。
【まとめ】まずは業者さんのサービスをじっくり比較検討を!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
着物や袴をレンタルをしようと思っている人が、これから何をしたらいいのかが、ざっくりわかってもらえたらうれしいです。
まとめますと……
いかがでしたか。
レンタル業者さんによってサービスの内容は違いますから、まずは事前に内容を確認しましょう。
忙しい人にはセットプランがおすすめですが、自分なりにこだわりたいものがある人は、業者さんのサービスを賢く利用して、あなたらしいプランを考えてみてくださいね。