【2027成人式】スタートはここから! 振袖の準備はなぜ2年前から?1年前でもOK?

こんにちは。wakabaです。
成人式に着るものといえば振袖です。振袖は、昔から日本では若い女性の礼装とされ、成人式や結婚式で着られてきました。

毎年、1月の「成人の日」になると、全国各地で行われる「二十歳の集い」に振袖を着て出席する女性たちの様子がテレビで報道されます。そのため、子どものころから「成人式に振袖を着よう」と漠然と決めている方はもいるかもしれません。

そして、20歳まであと何年かとなったときに、気になるのは成人式の振袖のことです。

成人式の振袖の準備は、いつ始めればいいのでしょう……?

wakaba
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えー⁉ 2年前? と思った方もいるかもしれません。

ちょっとびっくりですよね。
2年前からいったい何をすれば……と素朴な疑問を感じた人もいることでしょう。

そこで、今回は、2年前から動いた方がいい人は何をすればいいのかと、1年前から動いたほうがいい人は何をすればいいのかをご紹介します。

この記事をおすすめしたいのはこんな人。

・これから成人式の振袖の準備を始める人
・成人式に振袖を着る準備として、何から始めたらいいのかを知りたい人
・自分はいつごろから振袖の準備に動き出せばいいのかを知りたい人

この記事を読むと、成人式の準備として、自分はいつごろ何を始めたらいいのかがわかりますよ。
では、始めましょう!

2年前から動いたほうがいいのは、ベストな振袖を選びたい人!

「一生に一度の成人式だから、自分にとって最高の振袖を選びたい」。
そう思う人は、2年前に動き出したほうがよさそうです。


なぜかというと、振袖の業界では、「成人式まであと2年」の人たちを対象に、振袖の展示会を毎年秋から冬にかけて開催するのが常識になっているからです。展示会では、反物(「たんもの」と読みます。着物の布地のこと)から選んで振袖を仕立てる人、振袖をレンタルする人、特別注文で振袖を誂えたい人などの申し込みを受け付けています。ですから、2年前ぐらいから動く人が結構いるのです。

wakaba
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2年前にすべきことは2つあり!

では、2年前に具体的に何をすればいいのかをご紹介しましょう。
2つあります。

①下調べ

Webや紙のカタログを見たり、レンタル業者の店舗で実際に振袖や帯を見たりして、まずは下調べをしましょう。そして、どんな色や柄の振袖を着たいのか、どんなイメージの振袖を着たいのか、どのブランドの振袖を着たいのか、振袖にかける予算はいくらぐらいにするか、などについて検討してみるとよいようです。

大事なのは「こんなのが着たい」と思える振袖を見つけることです。そのブランド名を覚えておいてください。この部分をしっかりやっておかないと、店舗や展示会に行っても漠然と見て回ることになりますので、自分にとってベストな振袖をなかなか選べないからです。

②振袖展示会へ行く

ある程度下調べをした上で、買うと決めている人も、レンタルする人も、どちらにするか決めていない人も振袖展示会へ行ってみるといいかもしれません。

振袖展示会は、毎年秋から冬にかけて、全国各地で開催されます。
特に、東京や大阪の広い会場で開催される振袖展示会には、たくさんの業者さんが出展していて、それらのブースを見て歩くことができます。

そこまで大規模でなくても、あなたのお住まいの地域でも、呉服屋さんによる振袖展示会が開催されると思います。

とにかく高級な振袖を見てみたい人は、百貨店の振袖展示会へ行ってみるのもいいかもしれませんね。

振袖展示会の特徴をまとめました。

・振袖を何枚も試着できます。実際に着てみて比較すること、あなたに似合う一枚を選ぶことができます。
・新作の振袖、古典柄の振袖、現代柄の振袖、シックな雰囲気の振袖、レトロな雰囲気の振袖など、いろいろなタイプの振袖を見ることができます。「今年はどんな色や柄が多い」などの傾向がわかります。
・各業者さんにはコーディネーターがいて、振袖や小物選びの相談に乗ってくれます。
・購入やレンタルを即決するとさまざまな特典を受けられます。例えば、代金の早期割引、成人式当日の着付けやヘアメイクの対応のほか、卒業式の袴のレンタル無料、なんていう特典もあったりします(業者によって特典の内容が異なります)。

ただし、振袖展示会に行くときは注意したほうがいいことがあります。

振袖展示会に行くときの5つの注意点

振袖展示会に行ってみようかな、と思った人のために、注意点をまとめてみました。

入場に事前の予約が必要な場合がありますので、確認しましょう。
その展示会にどんなブランドや作家が出展しているのかなどを事前に確認し、めあてのブランドや作家の振袖を試着してみましょう(人気のブランドや作家は、試着にも予約が必要な場合がありますので確認してくださいね)。
・当日は試着するつもりで、脱いだり着たりしやすい服を着ていってください。
・振袖を仕立てる人は、ダボッとした服ではなく、サイズを測りやすい服を着ていったほうがいいようです。
・試着をしたら写真に撮りましょう。写真を撮ったり、メモをしたりするためにスマホの充電をしっかりとしておいてください。

ここからは特に重要なことです!

・展示会で何着も試着しているうちにわけがわからなくなり、即決を促されて契約してしまった……という話も聞きます。展示会にはお母様や姉妹、着物の良し悪しがわかる方などと一緒に行って、相談しながら決めた方がよいかもしれません。

・おそらく業者の人は「すぐに契約したほうがお得です。今だけの特典があります」などと言ってくるでしょう。いろいろ試着してみて気に入った振袖に出合えた人は、その場で契約してたくさんの特典をもらうといいと思います。
しかし、冷静に考えたい人は、試着するたびに写真を撮っておき、家に帰って判断するのでもいいのではないでしょうか。

1年前から動いたほうがいいのは、3つの方法を選んだ人たち!

もちろん、2年前に振袖展示会に行く以外にも、成人式に着る振袖を確保する方法はいろいろあります。3つのタイプ別に、どんなことをしたらいいのかをまとめてみました。

①店舗でレンタルする

最近の成人式で一番多いのは、実店舗で振袖をレンタルする人です。

振袖展示会でレンタルを申し込むこともできますが、そこまでの情熱はないかな……という人は、あなたがお住いの地域にあるレンタル業者のショールームや店舗などで借りることができます。

ショールームや店舗の品数が豊富になるのは、レンタルされた振袖が返却され、クリーニングから戻ってくる1~3月です。この時期を狙うと、実際に自分の目で確かめて、たくさんの振袖の中から選ぶことができます。人気の振袖から予約が埋まっていくため、成人式の1年前ぐらいにレンタルの予約する人が多いのはそのためです。大手の業者であれば、セットプランがあり、成人式当日の着付けやヘアメイクをしてくれる支度場所が使えるので便利です。

②お下がりの振袖を着る

お母様やお姉様が着た振袖が手元にあって、それを着ようかと思っている人は、まずは全体を広げてみて、コンディションを確認しましょう。

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もしもシミや汚れに気付いたら、振袖をクリーニングに出す必要があります。そうすると、数か月かかるようです。ですから、成人式の直前にチェックするのではなく、余裕をもって1年前ぐらいに、見ておいてくださいね。

さらに、お母様やお姉様と、20歳を迎える方が似たような身長と体型であれば、そのまま着られますが、そうでない場合もあるでしょう。例えば、お母様よりも娘さんのほうが身長が10㎝ぐらい高ければ、腕の長さも違うわけで、そのまま着ると袖が短くなります。そんなときは呉服屋さんにもっていって「寸法直し」をする必要があります。その時間も考えると、1年前にはチェックしたほうがいいということです。

手持ちの振袖を着る場合、着付けやヘアメイクは美容院にお願いするのが一般的であり、その手配は自分で行うことになります。

美容院の手配するのがなんだか面倒、と感じる人は、レンタル業者さんが頼りになります。レンタル業者によっては、手持ちの振袖を持ち込めます。そのような業者では、古い着物を今どきな感じに見せるための小物の提案など、コーディネートの相談に乗ってくれますし、成人式当日は支度場所で着付けやヘアメイクをお願いできる場合もあるようです。

③ネットを活用して借りる、買う

今はネットで何でも調べられる時代です。(本当は、高い買い物ですし、実物を自分の目で見て触れて確認したほうがいいのかもしれませんが、)せっかく振袖探しがネットでできる時代になりましたので、うまく活用したいですね。

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ネットのよさは、あなたが住んでいる場所にこだわらず、あなたの求める色や柄、素材値段の振袖を全国から探せることだと思うんです。


ネットのショッピングモールの中で「成人式 振袖」などのキーワードで検索してみると、「レンタル」、「お仕立て上がり」、「受注生産品」、「お仕立て付き」、「中古品」などと書かれたたくさんの振袖が画面に表示されます。

これらの言葉の意味を理解して、あなたに最適な方法を見つけていきましょう。

1宅配のレンタルを利用する

レンタルには、店舗に行かないで、直接家に送ってもらう宅配レンタルもあります。これを利用する人は、全国のどこのレンタル業者でも利用できるわけです。ですから、まずはネットであなた好みの振袖を扱っている業者を探してみてください。

業者をいくつか絞り込んだら、レンタルのセットの内容はどうなっているか、値段は高いのか安いのか、どんな特典があるのかを比較してみてください。早めに決めると早期割引が利用できるかもしれません。

中には、成人式の直前まで広告を出している業者さんもあります。広告が出ているからまだ大丈夫……とのんびりしていると、実際に申し込もうと思ったら、その振袖はすでに予約済で借りられなかった……なんてことも。

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宅配のレンタルは、振袖と帯や着付けに必要なものがセットになっているものもありますが、セットの内容は業者によって異なります。

着付けに必要なものは誰に着付けをしてもらうか(どこの美容院に頼むか)で少し変わってきます。まずはどこの業者から振袖や帯をレンタルするかを決めたら、次にどこで着付けをしてもらうかを決めます。そして、着付けをする際に必要なものを挙げてもらい、レンタルのセットでは足りないものをそろえる必要があります。その準備期間も考えて、余裕をもって予約をしてくださいね。

2受注生産品を買う

振袖を検索したときに、「受注生産」「お仕立て付き」などと書いてあるものは、注文を受けてからあなたのサイズに合わせて振袖をつくってくれる、という意味です。1年前に動き出せば、受注生産でも十分に間に合います。

気に入った受注生産の商品が、大手の呉服屋チェーンの商品ならば、近くにあるそのチェーンの店舗へ行ってみましょう。そこで実物の反物を見て、サイズを測り、つくってもらえます。

店舗へ行けない人は、ネット上のやりとりのみで受注生産を受け付けている業者を利用するといいと思います。サイズの測り方をよく確認して話を進めてくださいね。

2振袖の既製品を買う

振袖を検索したときに、「お仕立て上がり」などと書いてあるものが出てきます。これは振袖の形になったものを販売している、ということです。つまり、既製品です。サイズ展開は業者によって違いますから、しっかり確認する必要があります。

まずは、全国にたくさんある着物業者の中から、あなた好みの振袖を、「お仕立て上がり」で、あなたに合うサイズで、あなたの求める値段で売っている業者を探しましょう。

もしもチェーンの呉服屋さんのサイトなどで、あなた好みの色や柄の振袖を見つけて、「お仕立て上がり」と書いてあったら、店舗に見に行き、試着してみましょう。

実物を見ずに、ネットの情報だけを頼りに買う場合はサイズの確認をしっかりしましょう。着物にはサイズがあり、サイズの測り方が洋服とは違います。着物では、特に裄丈(ゆきたけ)が重要です。これは、「首の後ろの付け根から手首のくるぶしまでの長さ」のことです。自分では測れない場所ですから、友達などに測ってもらい、自分のサイズを知ったうえで、振袖を探すといいかもしれませんね。

3中古品を買う

今は中古品の振袖が、ネットでたくさん売られています。中古品の中にはものすごく安いものもありますが、状態がよくて絹100%のものは、それなりのお値段になります。中古品だから安い、とは限らないようです。

中古品を買うときに注意したい点が二つあります。

まず、サイズです。フリマアプリを見ると、振袖と帯のセットなどがたくさん売られています。ただ、よく見るとサイズが書いていないものが多いようです。買うのはサイズが詳しく書かれているものにしたほうがいいかと思います。

もうひとつは、シミや汚れの有無です。振袖についたシミや汚れは、自分で洗濯して落とせるわけではありません。専門の業者に出す必要がありますので、シミや汚れが目立つ場所にないものを選んだほうがいいかもしれません。


お下がり派、ネット派は、2つの点に注意して!

お下がりを着る人、ネットで見つける人、実店舗で振袖のフルセットの購入やレンタルをしない人は、早めに2つのことをする必要があります。

一つ目は、成人式当日の着付けとヘアメイクをお願いする美容院の予約です。

「二十歳の集い」などの式典が始まる時間は事前に決まっています。着付け&ヘアメイクをしてくれて、会場に行きやすい場所にある美容院では、その時間に間に合わせるために当日は複数の人の支度をします。そのような美容院では、予約できる時間帯が設定されていることが多いのです。

早い人は2年前から予約をしているので、直前になると予約は難しくなり、できたとしても「早朝4時からしかない」などということになってしまうかも……。早朝からずっと、慣れない着物を着て過ごすと疲れてしまいそう……。無理のない時間帯に予約をするために、早めに動きましょう。

二つ目は、振袖を着るために必要なものをそろえることです。

振袖を着るには、振袖と帯の他にいろいろなものが必要です。美容院で着付けをお願いする場合、事前に必要なもののリストを渡され、当日までに自分で用意することになります。

必要なものは、例えば、着付け小物、長襦袢、肌着、足袋と草履……などいろいろあり、一つ一つ検討してそろえていくと結構時間がかかることが予想されます。

だからといって、直前に一気にそろえようと思ったら、今度は時間がなくて値段が高いものを買うしかなくなるかもしれません。

せっかくの機会ですから、時間の余裕をもち、着物について学びながら、一つ一つそろえていけるといいですね。

【まとめ】後悔しないために…余裕をもって行動を

いかがでしたか。
いつから準備を始めればいいのか、なんとなくわかってもらえましたか?

ブランドや作家にこだわって振袖を選びたい人反物から仕立てたい人、特別注文の振袖を作りたい人は、2年前ぐらいには準備を始めたほうがよさそうです。下調べをしたうえで、振袖展示会に行ってみるといいようです。
地域のレンタル業者でレンタルする人は、1年前に振袖を決める人が多いようです(それまでに下調べをしておきましょうね)。
お下がりの振袖を着る人、宅配レンタルを利用する人、ネットを利用して受注生産を利用する人、既製品を購入する人、中古品を購入する人1年前でも間に合いそうですが、美容院の予約、着付け小物などの準備をお忘れなく。

あなたが動いたほうがいいタイミングを知って、余裕をもって行動してくださいね。

ただ、振袖を買ったりレンタルしたりした人に話を聞いてみると、「後悔した話」を聞くことがあります。

値段を優先したら、あまり気に入らない振袖を選ぶことになった、逆に、自分の気持ちに正直に、気に入った振袖を選んだら予算をオーバーした、などです。

あなたの気持ちと予算、どちらを優先するのかを、よく考えてみる必要があります。

おそらくこの問題に絶対的な正解はありません。答えはあなたの中にあります。

だからこそ、自分にとってベストな選択をするためにも、余裕をもって行動し、時間をかけていろいろな選択肢について考えてみたほうがいいのではないでしょうか。

そして、見て、考えて、納得して、一生に一度の成人式を彩る振袖を選んでくださいね。